正月が終わると次のイベントごとと言えば節分ですよね。節分の由来を知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は節分に豆まきをする意外な由来と、保育園でも簡単にできる豆まきの方法についてご紹介致します。
あまり知られていない節分の意外な由来!
節分は、簡単に言いますと、季節の変わり目のことを意味するのです。今でもよく聞く言葉として、「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」といった言葉がありますよね。
これは季節の始まりの日のことを表しています。このように春夏秋冬に「季節を分ける日」であるから「節分」というのです。
ここで冬から春に変わる季節、立春のときにしか、節分って言わないですよね。どういうことか気になった方もいるかもしれません。
実は昔は節分というのは、立春の前日だけではなく、立夏の前日にも、立秋の前日にも、立冬の前日にも、節分の行事を行っていました。
しかし、現在は時代の流れとともに行事の回数は減っていき、最終的には1年の始まりとしての意味も含む春の節分のときだけが残されたのです。
節分に豆まきをする理由とはいったい?
節分に豆まきをするようになった由来も気になりますよね。実は豆まきに関しては色々な諸説があります。
その他にも豆まきの由来となる諸説はたくさんあります。また気になる方は他の諸説も調べてみて頂ければと思います。新たな発見があるかもしれませんよ(笑)
保育園でも豆まきをするときのポイントは?
節分の行事で豆まきを行う保育園も多いかと思います。そこで保育園で豆まきをするときのポイントを簡単にご紹介致します。
保育園はただただ子供を預かる場所ではありません。節分という行事を通して、保育園の園児に何を伝えのたのかが重要になってきます。伝えるべきポイントは下記の通りです。
・節分が季節(年)が始まる前日の大みそかだということ
・節分には鬼が来ると言い伝えられてきたこと
・豆まきは鬼を追い払うためにするということ
・鬼を追い払い、幸せな一年になるように願うこと
まず、保育園の園児には「節分」という日がどういう日なのか、由来などを伝えることをオススメします。子どもだからわからないだろうと、何も説明せずに豆まきだけ行うことは避けましょう。
子どもは子どもなりいろいろなことを考え、行動をしています。「豆まきをするのはなんで?」と、理由が気になる子どもも当然います。探求心や理解しようという気持ちを尊重してあげることが子どもの成長につながるのです。
つぎに、「昔は節分には鬼がやってくると信じられていた」ということを伝えましょう。病魔も含め、不幸をもたらす存在が「鬼」だということをしっかりと教えましょう。
そして、鬼を追い払うために、「豆まき」をする。すなわち、豆まきをすることで鬼を追い払うことができるのだということを伝えます。
その時に、追い払って今年一年の幸せを願うんだということも同時に教えましょう。すべては幸せを呼び込むための行事だということが伝われば成功です。
保育園でも簡単にできる豆まきとは?
保育園でも簡単にできる豆まきのコツは、絵本やお芝居を使うのです。子ども達がイメージしやすいように、色々な鬼の種類を大人が演じるのです。
「意地悪をする鬼」や「怒っている鬼」、「泣いている鬼」や「嘘をつく鬼」など、様々な鬼を大人が体現して、子どもに豆をもたせてみんなで追い払おう!と園児たちに共通の目標を設定させると良いです。
そして「鬼は外、福は内」のかけ声なども、大人も一緒に言ってあげ、大人も一緒に豆まきをやってあげると子供たちも簡単に行事を楽しめるでしょう。