節分と言えば恵方巻きを食べるのが風習となっていますね。でも、恵方巻きというのは、いろいろと細かなルールがあって、「よく分からない><」 と感じている方も…
そこで今回は、恵方巻きの由来や食べる時の方角、具材などをなるべく簡単に分かりやすくご紹介していきたいと思います!
恵方巻の由来について
恵方巻きの由来ってなんだろう?と気になりますよね。節分は豆まきなどもしますが、豆まきとどんな関係があるのか知りたいという方もいらっしゃるかと思います。
太巻き寿司を食べるという風習は、実は大阪の花街で発祥した風習でした。昔から大阪の花街では節分の日に節分をお祝いし、そして商売繁盛の祈願をしたと言われています。
そのお祝いの形が、太巻き寿司を食べるという行動だったのです。節分に太巻き寿司を食べると幸福と幸運を手にすることが信じられていたんですね。
そして、気になっている方もいらっしゃるかもしれません。「恵方巻き」と言わずに「太巻き寿司」と言っていることに(笑)
実は、この太巻き寿司を1988年に「恵方巻き」という名前にしたのは、なんと、あの大手コンビニエンスストアの「セブンイレブン」なのです!
ちなみに、セブンイレブンが商品名を発表するまでは恵方巻きと言わず、節分丸かぶり寿司とか太巻き寿司など言われていました。
つまり、恵方巻きという言葉の由来は、節分に太巻き寿司をコンビニで販売する際に、お客様の目につきやすいよう考えられたというところにあったのです。
今や恵方巻きといえば、「節分の時に食べる太巻き寿司」だとすぐにわかるぐらい世間に浸透しました。
セブンイレブンの企業戦略とネーミングセンス、そして拡散力はさすがだなと改めて思いますよね(笑)
しかも最近では、ロールケーキを恵方巻きに見立てて作った「恵方ロール」なんていうのもコンビニで販売されるようになり、ひそかに話題になっているようです。
手頃にデザート感覚で食べられますし、とても美味しそうに見えますので、女性の方には意外にオススメなのではないでしょうか。気になる方はこちらで画像をチェックしてみましょう!→恵方ロール
なかなかバリエーションが豊富ですし、ホテルのレストランで出てきそうな高級感たっぷりなものもありますね。
恵方巻の食べ方と2017年の恵方の方角
恵方巻きを食べるときには、いくつかルールがあるのです。必ず守らなければならないものではありませんが、幸運や金運を手に入れたいのであれば、手順を守ることをオススメします(笑)
恵方巻きを食べるときの手順は下記の通りです。
1.恵方を向いて食べるというのは、その年の幸せをつかさどる神様「歳徳神(としとくじん)」がいる方角を向くと縁起が良いとされているからなんだそうです。
その年によって、方角が異なりますが、2015年は西南西、2016年の恵方の方角は南南東でした。では2017年の恵方の方角はどちらになるのでしょうか?
2017年の恵方は【北北西】です。
実はこの方角、「東北東、西南西、南南東、北北西」の4つしかなく、干支の十干(じっかん)をもとに決めていて、それを順番に繰り返しているだけなのです。
厳密に言うとさらに ”やや右” という方角になりますが、なんだか細かい方角ですよね。でも最近では、その年の方角を簡単に調べるアプリも出てますので、活用してみると良いかもしれません。
次に、2.切らずに食べるのは、縁が切れてしまうと言われているからなのです。ですので、包丁などで切らずに、がぶっと丸ごと1本かぶり付いて食べてしまいましょう!
3.無言で食べるというのは、食べている途中でおしゃべりをしてしまうと、運が逃げてしまうので、全部食べ終わるまで黙って食べるのが良いとされています。
そしてこの時、願い事を頭に浮かべながら食べると願いが叶うとも言われています^^
恵方巻の具材はなにがいいの?
恵方巻きは、実は具材の数にもこだわりがあります。入れたいものがたくさんあるから、すべて入れて巻けば良いというものではありません。
恵方巻の具材の数は7種類が良いとされています。それは七福神に由来する具材を用意するのが良いとされているからです。
ただし、七福神に由来する具材というのは正確に決まっているわけではないので、中に入れて巻くものに関しては特に決まりがないのです。
代表的な具材で言えば、キュウリ、エビ、鰻、かんぴょう、だて巻き、椎茸、かまぼこ、三つ葉、高野豆腐、生姜などです。
要はどんなものでも良いので、7種類を入れたらいいのです。自分の好きな具材を入れて彩りよく美味しい恵方巻を作ってみてくださいね。